どうも、悩み多き「ぷぅすけ」です。
私は子どもの頃から、心因性と思われるさまざまな悩みに苦しんできました。
詳しくはぷぅすけのプロフィールからどうぞ
ここでは、ぷぅすけがこれまで悩んできたことをシリーズでお伝えしています。
第2回は「首を回す(首振り)癖」です。
癖で悩んでいる方なら、共感していただける部分があるのではないかと思います。
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首を回す(首振り)をやめられない
ぷぅすけには、鼻をピクピクさせる癖のほかに、首を回す、首を振る癖があります。
北野武さんのように首を回す癖です。
おそらく発症は小学校3~4年の頃だったと思います。
きっかけは全く覚えていません。
鼻をピクピクする癖は、小学1年生の時に担任の先生の癖を見てうつりましたが、この首振りに関しては、きっかけが全く分かりません。
気がついたらやるようになっていた。
すでに鼻をピクピクする癖があったので、
「また癖が増えてしまった・・・なんでだろう?」
と悩んだ記憶があります。
癖が1つだけならまだしも、複数個に及んだ時点で、「なんか自分おかしいのかな?」と思うようになりました。
40歳を過ぎた今でもやはり名残はあり、鼻ピクピクほどではありませんが、時折ふと無意識に首を振っている時があります。
時々首が疲れて意識的に回す時には、いつもこの癖のことを思い出してしまいます。
「首振り」より前から付き合いのある「鼻ピクピク」同様、我慢しようと思っても、ムズムズして結局抑えられません。
「チック症」という病気があります。
チックとは、自分の意思とは無関係に、突発的に体の一部が動いたり、声や音などが出てしまう症状で、18歳未満で発症し4週間以上続くものをいう。小児期に多く、成人するに伴い自然治癒することが多い。
チック症については、後日また記事を書きます。
医師に診察してもらったわけではないので、なんとも言えないのですが、おそらく私は「チック症」だったのではないかと思います。
それが慢性化して現在もまだ残っている状況です。
首を回す(首振り)癖も、鼻をピクピクする癖も、やっている行為が違うだけで、根本は同じです。
私の場合、癖に共通していたのは、
「特定の行為を意識しすぎるあまり、その行為を抑えられなくなる」
ことでした。
両親の対応
両親は、私の癖についてほとんど何も触れてきませんでした。
おそらく、どう接するべきなのが色々と考えた結果の対応だったのではないかと思います。
私も親に悩みを相談する事はほとんどありませんでした。
唯一、悩みの深かった「おならがとまらない」ことだけは、もう自分だけで抱えることがつらくなり、親に悩みを打ち明けました。
癖については一度も親に相談することはありませんでした。
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首を回す(首振り)癖のせいで悩んだこと
人の目が気になる
首を回す(首振り)はアクションが大きいので、非常に目立ちます。
鼻をピクピクすることよりも目立ちます。
首が疲れて回しているわけではなく、絶え間なく頻繁に回すわけですから、その不自然さは明らかです。
「もしこれを友達がやってたら、気になって仕方ないだろうな」
と客観的に思うため、止めたいと思うのですが、自分の意志では止められませんでした。
鼻をピクピクしながら、首を回している小学生の頃の自分。
当時の自分はそこまで深刻に受け止めていなかったので、ある意味よかったですが、
今想像するとなかなかヘヴィだなぁと思います。
もしわが子もそうだったら、見ていてちょっとつらいものがあります。
ただ、そこまで深刻ではなかったにしろ、
「いったいみんなからどう思われているのかな」
「とにかく恥ずかしい、はやくこの癖を止めたい、つらい」
という気持ちは常にありました。
友達も気を使って、あえて触れないでいてくれたのだと思います。
何度か指摘された時には、「癖なんだ・・」と答えていた気がします。
ただ、癖のことでからかったりいじめたりする人が、自分の周りにいなかったことがとても幸運でした。友達に恵まれていたなぁと感じています。本当に救われました。
私は、周囲のおかげで深刻に悩まずに済みました。
しかし、もしこれが原因でいじめられたりしていたら、また状況が違っていたかもしれません。
首がつる
首を回した際に、時々首がつってしまうことがありました。
足がつる経験は誰しもあると思いますが、首がつる経験はあまりないと思います。
首がつるとかなり痛いです。
足がつった時のあの痛みそのままが、首で起こります。
首を回した時に、突然ピキーーーーン!と首が固まって動かなくなります。
そして同時に激痛が襲ってきます。
一瞬視界が白くなるような感覚があります。
このように、首を回す(首振り)癖が慢性化する事で、物理的な首への負担もありました。
首を回す(首振り)癖のその後と現在
小学生の時が、症状としては一番ひどかったと思います。
中学生の頃も、それなりに癖が出ていた気がします。
高校生以降は、特には気にならなくなりました。
また、首を回す(首振り)癖が全盛の頃は、同時進行の鼻ピクピクの癖は、ある程度治まっていたような気がします。
その時に一番意識的になっていることが、一番ひどい形で癖として出ていました。
現在も、時々意識しだすとやってしまうので、完全には治っているとはいいがたい状況です。
癖の感覚が心身に完全に刷り込まれているためか、何かのきっかけで思い出すと、大人になった今でも、気になってとまらなくなります。
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首を回す(首振り)癖を改善した方法
私がこの癖を改善できたのは、癖を「気にしない」でいられるようになったからです。
「この癖をどうにか治したい!」
と思えば思うほど、それがどんどんプレッシャーになります。
その結果、余計に気になり、より癖は酷くなります。
私の場合、大きくなるにつれて自然に改善していった部分があります。
大きくなるにつれ、この癖よりも気になることが増えた、というのが大きな要因です。
悩んでいる人にとって、「気にしない」ことが最もむずかしいことです。
気にしているから悩んでいるのであって、気にしないで済むなら悩む必要がありません。
意識的に「気にしない」ようにすることは非常に難易度が高いです。
はっきり言って無理です。
無意識に「気にしない」ようにするしかありません。
それには、意識を他に向ける必要があります。
それ以上に気になることが増やたり、気にする余裕がなくなるような状況になれば、自然に気にならなくなったりします。
私が改善したのは、この理由によるところが大きいです。
「気にしない」でいられるような状況を作り出せれば、もう改善できたようなものです。
まとめ
私はこの癖と30年以上つきあっています。
鼻をピクピクする癖と同様に完全には治らず、今でも時々顔を出します。
でも、困るほどではないため、仕方がないことだと思っています。
一生つきあっていくものだと思ってあきらめています。
「あきらめる」ことはとても大切です。
治そう治そうと思えば思うほど意識的になり、どんどん気になります。
治そう治そうと思うのは逆効果でしかありません。
「あきらめる」ことで、意識しないようになり、気持ちが楽になると同時に症状も軽減していくのです。
ただ、「あきらめる」ことが難しいのも事実です。
なかなか一筋縄ではいきません。